インディカー第8戦デトロイト予選/ロッシが今季2度目のポール獲得。琢磨は下位に沈む

 ダブルヘッダーで開催されているデトロイトでのインディカー・シリーズ。3日に行われた予選は、ポイントリーダーのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がポールポジションを獲得。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、20番グリッドと下位から決勝に挑む。

 ふたつのグループに分かれてグリッドを争うダブルヘッダーの予選。第8戦の予選はウエットコンディションで行われた。

 グループ1では、前日表彰台を獲得したロッシが1分33秒3143でトップタイム。2番手にウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、前日のウイナーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が3番手に続いた。

 続くグループ2ではルーキーのロバート・ウィケンス(シュミット・ピーターソン)がトップ。エド・ジョーンズ(チップ・ガナッシ)が2番手、ジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)が3番手に。

 グループ1のロッシのタイムが勝ったためポールポジションはロッシが獲得し、グループ1が前のグリッドとなった。

 ロングビーチ戦以来、キャリア通算3度目のポールポジションとなったロッシ。

「難しかったね。このようなストリートコースは特にだけど、ウエットは難しいよ。でもファイアストンには声を挙げたいね。彼らの新しいトレッドパターンは本当によかったし、グリップもたくさんあって、限界がどこなのか予測可能だったよ」とコメントしている。

 佐藤琢磨はグループ2で走行するも、マシントラブルかタイムが伸びずグループ2で10番手、総合20番手と後方のグリッドからレースに挑む。

インディカー・シリーズ第8戦デトロイト予選総合結果

Pos. No. Driver Team Engine Time Session

1 27 A.ロッシ アンドレッティ・オートスポート H 1’33″3143 Group 1

2 6 R.ウィケンス シュミット・ピーターソン H 1’33″6605 Group 2

3 12 W.パワー チーム・ペンスキー C 1’33″8295 Group 1

4 10 E.ジョーンズ チップ・ガナッシ H 1’33″9256 Group 2

5 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ H 1’33″9544 Group 1

6 5 J.ヒンチクリフ シュミット・ピーターソン H 1’34″1370 Group 2

7 26 Z.ビーチ アンドレッティ・オートスポート H 1’34″6464 Group 1

8 22 S.パジェノー チーム・ペンスキー C 1’34″2315 Group 2

9 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 1’35″0256 Group 1

10 28 R.ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート H 1’34″5021 Group 2

11 20 J.キング エド・カーペンター・レーシング C 1’35″1374 Group 1

12 98 M.アンドレッティ アンドレッティ・ハータ・オートスポート H 1’34″5475 Group 2

13 19 S.フェルッチ デイル・コイン・レーシング H 1’35″4664 Group 1

14 88 G.チャベス ハーディング・レーシング C 1’35″6045 Group 2

15 21 S.ピゴット エド・カーペンター・レーシング C 1’36″3713 Group 1

16 18 S.ブルデー デイル・コイン・レーシング H 1’35″6692 Group 2

17 59 M.チルトン カーリン C 1’36″9796 Group 1

18 4 M.レイスト A.J.フォイト・レーシング C 1’36″0439 Group 2

19 1 J.ニューガーデン チーム・ペンスキー C 1’38″3041 Group 1

20 30 佐藤琢磨 レイホール・レターマン・ラニガン H 1’37″0851 Group 2

21 23 C.キンボール カーリン C 1’39″3597 Group 1

22 14 T.カナーン A.J.フォイト・レーシング C No Time Group 2

23 32 R.バインダー ユンコス・レーシング C No Time Group 2

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