チュニジア代表GK、W杯前の2試合で怪我のふり疑惑…その理由は「断食」

3大会ぶりにワールドカップに出場するチュニジア代表。本大会に向けて欧州入りしているチームは、先週ポルトガルとトルコと強化試合を行った。

その裏で実はあることが起きていたと、『Al Jazeera』が伝えている。

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両試合ともに23歳のGKムエズ・アセンが起用されたが、彼はいずれも後半序盤にケガをした“ふり”をしていたという。

その理由は、「ラマダンの断食」にあるとのこと。今年は5月16日~6月14日までがその期間とされている。

アセンが怪我のふりをして倒れている間、他の選手たちはタッチライン際で水を飲んだり、デーツ(ナツメヤシの実)を食べたりしていたという。

つまり断食期間にあるなか、いくらかの“補給”をするためにわざと怪我のふりをして試合を一時中断させていたというのだ。

ラマダンの期間中、イスラム教徒たちは日の出から日没まで飲食、喫煙、セックスが禁じられる。

グループGでイングランド、ベルギー、パナマと対戦するチュニジア。イングランドとの初戦は18日で、ラマダンは明けている。

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