木内マジック種明かし 高校野球対談会、教え子と秘話語る 茨城大

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教え子と共に采配について語り合う木内幸男元常総学院高野球部監督(左)=茨城大講堂

木内幸男元常総学院高野球部監督と、その教え子たちの対談会が3日、水戸市の茨城大講堂で開かれた。木内さんらは取手二と常総学院が全国制覇した時の試合などを振り返りながら、“マジック”と呼ばれる木内采配の種明かしを披露した。

対談会には木内さんのほか、1984年夏に取手二で全国制覇した時の三塁手で現在土浦日大高監督を務める小菅勲さんと、1年生ながら常総学院の87年夏準優勝に貢献した元プロの仁志敏久さん、2003年夏の常総学院全国制覇優勝時の二塁手で、現在朝日新聞記者の井上翔太さんが登壇した。

木内さんは取手二の優勝メンバーについて「あんなチームには、もう巡り合えない。本当に面白かった」と振り返った。小菅さんは「選手が窮屈な野球にならないように監督が指揮した。監督が一番楽しんでいた」と優勝要因を説明。木内さんは「相手の桑田(真澄)は3連投で2年生。『2年生に負けてたまっか』という選手の男心をくすぐった」と語った。

仁志さんは「マジック」について説明。「マジックはない。選手たちはサインが出たら、やっぱり出たと思っていた。高校時の野球がその後の野球に生きた」と話した。井上さんは「高校時代の思い出は怒られたことしか覚えていないが、練習中でも先を読んでできることを探す姿勢は今の仕事に生きている」と話した。木内さんも自らの采配を解説。「選手をよく見ていただけで、できる選手にサインを出しているだけだから的中する。マジックはない」と断言した。 (小池忠臣)