カルバーソンが代打サヨナラ弾 ブレーブス首位キープ

【ナショナルズ2-4xブレーブス】@サントラスト・パーク

日本時間6月1日に始まったブレーブスの本拠地サントラスト・パークでのナ・リーグ東部地区首位攻防4連戦は、同4日に最終戦を迎え、ブレーブスがチャーリー・カルバーソンの代打サヨナラ2ランで劇的な勝利を収めた。カルバーソンはこの一発がメジャー通算8本塁打目ながら、早くも4本目のサヨナラ弾。今季の2本塁打はいずれもサヨナラ弾であり、神がかり的な勝負強さを発揮し続けている。ブレーブスが6連勝のナショナルズに地区首位を譲った翌日から始まった今回の4連戦だが、結果はブレーブスが3勝1敗で勝ち越し。地区優勝の大本命であるナショナルズを相手に、快進撃を続けるブレーブスが堂々たる戦いを展開し、地区首位の座を奪還するとともに、ナショナルズとのゲーム差を1.5に広げた。

2対2の同点で迎えた9回裏、アローディス・ビスカイーノの代打として登場したカルバーソンがカウント0-1からの2球目、内角低めへの速球を振り抜くと、打球はブレーブスファンの大歓声に包まれながらレフトスタンドへ飛び込んだ。「とにかく良いボールに対して良いスイングをしようと考えていた。自分の実力以上のことをやり過ぎないように心掛けていたよ」と打席での心境を振り返ったカルバーソンだが、代打サヨナラ弾という結果には「また奇跡が起こったね!」と大興奮。通算8本塁打のうち4本がサヨナラ本塁打というのは、当然ながらメジャー史上初の快挙である。「我々はどんな試合でも最後まで戦い抜く。決して諦めない。今のチームの位置にはとても満足しているよ」とブライアン・スニッカー監督は誇らしげに話していた。

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