ウナイ・エメリが新指揮官に就任したアーセナルはここからどう変わっていくのか。すでに今夏の補強候補の名前も挙がってきており、英『Football London』が願望も込めた来季の予想スタメンを公開している。
GK:ベルント・レノ
今夏アーセナルはペトル・チェフに代わる守護神を獲得する必要があり、そのトップターゲットとなっているのがレヴァークーゼンに所属するレノだ。ここは願望というよりは絶対に補強しておきたい。
DF:エクトル・ベジェリン、ソクラティス・パパスタソプーロス、チャグラル・ソユンク、ナチョ・モンレアル
サイドバックは現戦力で十分に足りると考えられている。問題はセンターバックだ。不安のあるシュコドラン・ムスタフィに加え、シーズン終盤にはローラン・コシェルニーが大怪我を負ってしまった。新シーズンを万全な状態で迎えるにはセンターバックの即戦力が2枚は欲しい。1人はドルトムントのパパスタソプーロス、もう1人はフライブルクに所属する22歳のソユンクだ。両者とも獲得候補に挙がっており、経験をプラスするパパスタソプーロスに対してソユンクはフレッシュさをチームにもたらすことが期待される。
ボランチ:グラニト・ジャカ、ジャン・ミシェル・セリ
守備的MFも補強ポイントの1つだが、ジャカはエメリの下で花開く可能性があると期待されている。相棒に選ばれているニース所属のセリについては、アーロン・ラムジーが今夏に退団した場合の候補となっている。人気選手の1人だが、獲得できれば大きい。
サイドハーフ:ウスマン・デンベレ、ヘンリク・ムヒタリアン
今のアーセナルには縦に仕掛けられるワイドプレイヤーが不足していると指摘されており、エメリはそうしたタイプの選手を好んでいる。ムヒタリアンは来季も重要な存在となるだろうが、もう一方にはバルセロナで出場機会確保に苦戦するデンベレをレンタルで獲得できればとの希望が込められている。
トップ下:メスト・エジル
ここは不動だ。エジルを機能させることがエメリのミッションとなる。
センターフォワード:ピエール・エメリク・オバメヤン
こちらも不動だ。スピードスターを好んできたエメリにとってオバメヤンはキーマンとなる存在だ。アレクサンドル・ラカゼットも控えているが、オバメヤンがいる限りスタメンにはなれないとの見方が示されている。
現実的な獲得候補と獲得できればいいなという希望が合わさったイレブンとなっているが、今夏アーセナルはどこまで理想に近づくことができるのか。