フェラーリ会長、ライコネンの訴訟問題についてコメント「契約には影響しない」

 フェラーリ会長のセルジオ・マルキオンネは、キミ・ライコネンの訴訟問題について聞かれ、この一件が契約に影響することはないと語った。

 ライコネンは、彼から性的な嫌がらせを受けたと主張する女性に対し、恐喝されたとして法的措置を開始した。

 2016年、カナダ・モントリオールのバーで働いていた女性は、その年のカナダGPの後、酔ったライコネンとその友人から、胸を触られるなどの被害に遭ったと主張している。

 ライコネンの代理人によると、その女性側が今年になってライコネン側に対し、多額の示談金を支払わなければ事を公にすると連絡してきたという。ライコネンはそういった行為を行ったことを完全に否定しており、女性側の行為は恐喝であるとして、今週月曜に告訴を行ったといわれている。

 この件について聞かれたマルキオンネは、契約とは全く関係がないと答えたとLa Gazzetta dello Sportが伝えた。
            
「キミはこの件に一切関与していない。契約に影響するかどうかだが、いずれにしてもふたつの問題は完全に無関係だ」とマルキオンネは答えたという。
      
 ライコネンとフェラーリの現契約は今シーズン末に切れるため、フェラーリが再び契約を延長するのか、ダニエル・リカルドやシャルル・ルクレールといった他のドライバーをセバスチャン・ベッテルのチームメイトに迎え入れるのか、注目が集まっている。

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