ブラジルのトラックスト、鉄鋼メーカーにも一時影響

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 ブラジルで発生していたトラック運転手による全国的なストライキが、先週後半からようやく収束に向かいつつある。物流が滞り一時は鉄鋼メーカーの生産にも影響し、5月の粗鋼生産では1週間強の減産要因になったようだ。

 ストは国営石油会社のペトロブラスに対するトラック運転手の不満が爆発したもの。ペトロブラスがガソリン価格をレアル建てからドル建てへと変更したため、米国の利上げでドル高が進む現状では実質大幅な値上げとなっている。個人事業主が多いトラック運転手の経営や生活に多大な打撃となり、5月下旬から大規模なストへ至ったという。

 ストは広範な産業に影響が及び、新日鉄住金の持分法適用会社であるウジミナスや、韓国・東国製鋼などが出資するペセム・スチール(CSP)などブラジルの鉄鋼メーカーも高炉を一時休風するなど影響が生じていた。