新日鉄住金グループ、岩手・矢越山の植樹祭に70人参加

 新日鉄住金グループは3日、岩手県一関市室根町にある矢越山ひこばえの森で開かれた「森は海の恋人植樹祭」に東北支店グループ中心に70人が参加した。

 植樹は宮城県気仙沼市で牡蠣やホタテ貝の養殖業を営む「牡蠣の森を慕う会」代表の畠山重篤氏が主催し、今年で30回目。

 森が育む鉄を含んだ栄養分が、川を通して海の生態系に好影響を与えることに着目し、気仙沼湾にそそぐ大川上流にある矢越山に広葉樹を植えてきた。29年間の植樹本数は4万2千本に及び、活動が国内外で注目される中、同社グループも5年前から連続参加している。

 当日は炎天下の中、一行は約30分かけて山道を登り、50アールの植樹会場の一画にミズナラなどの苗木を植えた。

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