国際資源大学校、製錬・リサイクル研修の閉講式

 国際資源開発研修センター(JMEC)・国際資源大学校は1日、都内のJMEC会議室で、「18年度製錬・リサイクル研修・共通基礎コース」の閉講式および終講会を開催した。同コースは国内の非鉄金属製錬・リサイクル産業に携わる人材育成を目的に実施しているもので、今年は22人が受講した。

 今回は5月21日から6月1日の2週間にわたって、秋田県小坂町の同大学校で製錬技術に関する座学を行ったほか、小坂製錬、田中貴金属工業・湘南工場、東邦亜鉛・契島製錬所、三井金属・竹原製煉所、住友金属鉱山・東予工場およびニッケル工場での見学会などを行った。

 後藤敬一JMEC代表理事理事長は閉講式で「短い期間だったが、充実した時間を過ごせたと思う。普段は日々の業務に追われて難しいかもしれないが、たまには今回学んだような視点で物事を考えることも重要。また、一緒に学んだ仲間は財産になる。できるだけ連絡を取り合ってもらいたい。今後も今回学んだことを基礎にして頑張ってもらいたい」と挨拶。続いて納篤学校長が受講者に修了証を贈呈した。

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