【DH第1戦】トーレスがマントル以来の最年少10号HR

【ヤンキース7-4タイガース】@コメリカ・パーク

日本時間6月5日に行われたヤンキースとタイガースによるダブルヘッダーの第1戦は、エースのルイス・セベリーノが8回10奪三振2失点(自責点1)と好投したヤンキースが7対4で快勝。セベリーノはリーグトップに立つ9勝目をマークした。ヤンキースは1点ビハインドの3回表にグレイバー・トーレスが右中間への10号ソロを放って同点。続く4回表にはグレッグ・バードの2号ソロ、ミゲル・アンドゥハーとクリント・フレイジャーのタイムリー、オースティン・ロマインの4号3ランで一挙6点を奪い、タイガースを突き放した。タイガースは9回裏にヤンキース2番手のジョナサン・ホルダーを攻めて3点差まで追い上げたものの、反撃が遅すぎた。

今年4月にメジャーデビューを果たしたばかりの21歳の若武者が、早くも本塁打数を2ケタに乗せた。ヤンキースの選手が22歳の誕生日を迎える前に10本塁打を放つのは、なんと1953年のミッキー・マントル以来65年ぶり。トーレスは球史に残る名選手に並ぶ快挙を成し遂げた。また、トーレスが今季放った10本塁打は、いずれも9番打者として放ったもの。ヤンキースの9番打者によるシーズン最多本塁打記録は、2001年にアルフォンゾ・ソリアーノが記録した11本塁打であり、トーレスが記録を更新する可能性が極めて高くなっている。新人王レースにおいて大谷翔平(エンゼルス)の最大のライバルと目される若武者は、今後どこまで成績を伸ばしていくのか。今後の活躍にも大いに期待したいところだ。

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