自民党議員の悩み!?党員獲得ランキングが発表!ワースト10は誰?

自民党は5月28日の記者会見において、党所属国会議員の昨年度の「党員獲得数 ワースト10」を発表しました。各議員は年間1,000人以上の党員を獲得するようにノルマが課せられており、今回の「ワースト10」の発表は来年の統一地方選や参議院選挙に向けて引き締めを図るためとされています。

なお、党員を最も多く獲得したのは副幹事長の武田良太氏(福岡11区・当選6回)で1万1,244人、2位は堀内詔子氏(山梨2区・当選3回)、3位は幹事長の二階俊博氏(和歌山3区・当選12回)でした。

ワースト10となったのは以下の10名です。(獲得数は明らかにされていないため、五十音順で紹介)

参議院議員 石井浩郎(いしい・ひろお)氏。秋田県選挙区 当選2回

石井浩郎氏は秋田県南秋田郡の生まれで現在53歳。早稲田大学第二文学部を中退後、プリンスホテル入社を経て、プロ野球選手として近鉄バファローズ、読売ジャイアンツ、千葉ロッテマリーンズ、横浜ベイスターズで活躍し、2002年に現役引退しました。

2010年の第22回参院選では328,771 票を得て初当選。2016年の第24回衆院選では再選を果たしました。現在、自民党秋田県連の会長を務めています。

石井氏は自身のHPに「教育とスポーツ」「少子・高齢化対策」「農林水産振興と環境対策」「福祉・医療と社会保障」「地域再生対策」を政策として掲げています。

衆議院議員 井上貴博(いのうえ・たかひろ)氏。福岡1区 当選3回

井上貴博氏は福岡県福岡市の生まれで現在56歳。獨協大学法学部を卒業後、2003年の福岡県議会議員選挙で初当選します。2007年、2011年の福岡県議にも連続で3期当選しました。その後、2012年の第46回衆院選では96,706 票を得て初当選。2014年の第47回衆院選、2017年の第48回衆院選でも当選を果たしています。

井上氏は自身のHPに「デフレ脱却に向けた景気対策」「地方創生」「消費増税と社会保障」「外交と安全保障」「エネルギー政策」を政策として掲げています。

衆議院議員 小田原潔(おだわら・きよし)氏。東京21区/比例東京ブロック 当選3回

小田原潔氏は大分県生まれで現在53歳。東京大学経済学部を卒業後、富士銀行、モルガン・スタンレー証券勤務を経て、政界に進出。2012年の第46回衆院選では70,070 票を得るも小選挙区で敗退し、比例東京ブロックで復活し初当選します。2014年の第47回衆院選では再選、2017年の第48回衆院選では88,225 票を得て比例復活し3選を果たしました。

小田原氏は自身のHPに「景気回復・デフレ脱却の総仕上げを実現します」「人づくり革命で、子供の未来に責任を持ちます」「国・都・市が連携した活力あるまちづくりを推進します」「日本の平和を守り、国民の命を守ります」を政策として掲げています。

衆議院議員 越智隆雄(おち・たかお)氏。東京6区/比例東京ブロック 当選4回

越智隆雄氏は現在54歳。慶應義塾大学経済学部、フランス経済商科大学院大学、東京大学大学院修士課程修了を経て、東京大学大学院博士課程を中退後、1986年に住友銀行に入行します。1999年には衆議院議員秘書・国務大臣秘書官を務め、2005年の第44回衆院選で136,750 票を得て初当選。2012年の第46回衆院選、2014年の第47回衆院選でも当選し、2017年の第48回衆院選では98,422 票を得て比例復活し4選を果たしました。

越智氏は自身のHPに「景気回復に実感を!」「外交で平和を!」「次世代を育てる!!」「コミュニティを豊かに!」「東京五輪の成功を!」「政治に信頼を!」を政策として掲げています。

衆議院議員 津島淳(つしま・じゅん)氏。青森1区 当選3回

津島淳氏はフランス・パリの生まれで現在51歳。学習院大学文学部国文学科を卒業後、株式会社関電工に入社。2005年には父・津島雄二氏の政策秘書となり、政界へ進出。2012年の第46回衆院選では73,237 票を得て初当選。2014年の第47回衆院選でも再選し、2017年の第48回衆院選では103,177 票を得て比例復活し3選を果たしました。

津島氏は自身のHPに「元気な経済<4つのパワーアップ政策>」「安心の福祉<4つのパワーアップ政策>」を政策として掲げています。

参議院議員 中泉松司(なかいずみ・まつじ)氏。秋田県選挙区 当選1回

中泉松司氏は現在39歳。中央大学商学部を卒業後、2003年に参議院議員・斉藤滋宣事務所に勤務します。その後、家業の農業従事を経て、株式会社友愛ビルサービスに入社。2007年の秋田県議会議員で初当選しました。2011年の同選挙で再選し、その後は2013年の第23回参院選で秋田県選挙区から自民党公認候補として立候補し、260,846 票を得て初当選を果たしています。

中泉氏は自身のHPに「産業・経済雇用対策」「農林水産業」「医療・介護・少子化対策」「社会資本の整備」「教育・スポーツ」を政策として掲げています。

衆議院議員 原田義昭(はらだ・よしあき)氏。旧神奈川2区・福岡5区 当選8回

原田義昭氏は現在73歳。東京大学法学部を卒業後、八幡製鐵勤務を経て、1970年に旧通産省(現・経産省)に入省し、司法試験にも合格します。1990年の第39回衆院選で初当選。以降、2003年の第43回衆院選、2005年の第44回衆院選、2012年の第46回衆院選、2014年の第47回衆院選でそれぞれ当選。2017年の第48回衆院選では123,758 票を得て8選を果たしました。

原田氏は自身のHPに「経済再生、財政再建を」「地方創生、女性活躍の推進、少子化対策」「暮らしの安全、安心、教育再生を」「外交、安全保障 」を政策として掲げています。

衆議院議員 村井英樹(むらい・ひでき)氏。埼玉1区 当選3回

村井英樹氏は埼玉県浦和市の生まれで現在38歳。東京大学教養学部を卒業後、2003年に財務省入省、ハーバード大学大学院修了を経て、同大大学院で客員研究員を務めます。帰国後、財務省主税局で課長補佐・参事官補佐を歴任し、同省を退職後政界へ進出。2012年の第46回衆院選で96,242 票を得て初当選。その後、2014年の第47回衆院選、2017年の第48回衆院選でも当選を果たしています。

村井氏は自身のHPに「1 経済 経済成長で日本を元気に!」「2 財政 経済成長と財政健全化を両立!」「3 社会保障 人生100年時代:安心の社会保障を実現!」「4 教育 人材こそが日本の資源! 教育にしっかり投資」「5 外交安全保障 北朝鮮の核・ミサイルに対し万全の安全保障体制を構築」を政策として掲げています。

参議院議員 山崎正昭(やまざき・まさあき)氏。福井県選挙区 当選5回

山崎正昭氏は福井県大野郡の生まれで現在76歳。日本大学法学部政治経済学科を卒業後、1975年の大野市議会議員で初当選。1979年の福井県議会議員で初当選し、以後4期を務めました。1992年の第16回参院選で初当選し、その後は2016年の第24回参院選まで連続で5回の当選を果たしています。2013年には参議院議長に就任しています。

山崎氏は自身のHPに「真の景気回復を実現」「地方が原点の国づくり」「安心できる社会保障制度の確立」「強い農林水産業の構築」「高速交通体系の整備促進」「エネルギー政策の推進」を政策として掲げています。

衆議院議員 山田美樹(やまだ・みき)氏。東京1区/比例東京ブロック 当選3回

山田美樹氏は東京都品川区の生まれで現在44歳。東京大学法学部を卒業後、1996年に通産省(現:経産省)に入省。コロンビア大学大学院留学を経て、帰国後内閣官房へ出向します。同省を退職後、外資系企業に勤務。2012年の第46回衆院選では82,013 票を得て初当選。その後、2014年の第47回衆院選でも当選。2017年の第48回衆院選では93,234.910 票を得て、比例復活当選し3選を果たしました。

山田氏は自身のHPに「夢と志のある国をつくる」として、「『グローバル競争に不利な日本』を克服し、希望の持てる経済を」「ビジネスの最前線で活躍する若い人々が、行政に参画できる仕組みをつくる」などを政策として掲げています。

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