麒麟・川島明 「パラリンアート」アンバサダーに就任、原画のパワーを啓蒙する

麒麟・川島明が5日、都内の吉本興業本社で開かれた取材会で、『パラリアンアート世界大会2018』のアンバサダーと審査員を務めることを発表した。川島といえば現在、Instagram(インスタ)の芸人写真につけるハッシュタグが秀逸すぎると、大きな話題。“インスタの女王”渡辺直美ほどのフォロワー数こそないものの、フジテレビ系の大喜利番組『IPPONグランプリ』で見せる抜群のワードセンスを、インスタでフルに発揮している。

そんな川島のもうひとつの才覚が、イラスト。「小学校のときから、授業中に絵ばっかり描いてた。フィギュアとかを買ってくれる家ではなかったので、チラシの裏に絵を描いて、はさみで切って、筆箱に入れて、遊んでるような子やった」と言うように、幼少期から絵を描くことが大好き。お笑い芸人になりたいと思ったのは5歳のときだが、ほぼ同時期、描くことにもめざめたという。

14年には、イラスト&エッセイ集『うつむきくん』(双葉社)を出版。さらに、過去には、独特なタッチで現在引っぱりダコの野性爆弾・くっきー、美術館建設のために3億円の借金をあえて抱えたキングコング・西野亮廣らと個展を開き、全国を周った実績もある。川島にとって描くことは、漫才のネタ作り同様、生活の一部となっているようだ。

そんな川島に白羽の矢を立てた“パラリンアート”とは、世界各国の障がいを持つ人からアート作品を募集するコンテスト。パラリンアートとして世界規模で開催されるのは今回が初めてで、障がい者たちが挑戦・活躍できる場をさらに増やすことを目的としている。

川島にとって、芸人になって初めて背負う「アンバサダー」という肩書き。オファーをされた時を、「原画を見たときのパワーがすごくて。これが埋もれてしまうのは、もったいない。世に広まっていく一歩になるよう、伝えていきたいし、それを現場で見たいなぁと思って、お話を受けた」と振り返る。「とにかく興味しかなくて、現場でお勉強させていただきたい。一緒に時間を過ごして、交流したいので、どんどん現場に足を運びます」と明るい未来を描く。

©paralym art

18年度の募集テーマは「祭り」。それにちなんで川島も、今回のために描きおろした。パソコンなどを使わず徹底した手描き派のため、およそ2週間かけて、色鉛筆や絵の具といったシンプルな用具で完成させた。「明るい、こういうものがはじまるよということで、世界各国の人がいてる感じ。日本はシンプルに、神輿。まず丸を描いて、とにかくギッシリ、描けるだけ描こうと思った」と、かわいい作風を説明。「丸顔で、ホッペが赤いのが得意」と言うだけあって、描かれている世界中の男女は、押し並べて愛嬌たっぷりの丸顔だ。

“得意”といえば先月、「よしもと最後のイケメンアラフィー独身」といわれるチュートリアル・徳井義実のロマンスが明らかになった。これまでに美人アスリートや年上女優など、さまざまなお相手とウワサになってきたが、今回は18歳年下の、チャランポ・ラン・タンのボーカル・もも。川島と徳井はかつて『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の“結婚したくてたまらない芸人”で共演しているが、川島はひと足お先にゴールインして、すでに一児のパパとなっている。当時は、「裏切り者」と言われたようだ。今回の再ロマンスに関しては、「顔を真っ赤にして、下を向いているだけだった」ため、自慢のツッコミで真相を聞き出すことはできず。温かく見守っているようだ。(伊藤雅奈子)

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