ナックルボーラー・ライトが7回2安打無失点の快投!

【タイガース0-6レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

27日間で26試合を戦うという過密スケジュールのなか、先発ローテーションの5投手に休養を与えるためにいわゆる「谷間の先発」に起用されたスティーブン・ライト(レッドソックス)が素晴らしいピッチングでチームを勝利に導いた。初回こそ制球が定まらず味方の好守に助けられたライトだが、2回以降は自慢のナックルボールを武器にタイガース打線を翻弄し、特に4回からの4イニングは打者12人をパーフェクト。7回96球を投げ、被安打2、奪三振6、与四球3、無失点という安定したピッチングで今季2勝目をマークした。レッドソックスは初回にJ.D.マルティネスが両リーグ20号一番乗りとなる先制2ラン。6対0で快勝し、結果的にマルティネスの一発が決勝点となった。

今季ここまでの6試合はいずれもリリーフで登板し、主にロングリリーフを担ってきたライトが、今季初先発のマウンドで見事なパフォーマンスを披露した。ニコラス・カステヤーノスやミゲル・カブレラといった好打者を擁するタイガース打線にわずか2安打しか許さず、ナックルボールを有効活用して内野ゴロを量産するピッチング。7イニング以上を無失点に抑えたのは、メジャー初完封を記録した2016年8月5日(現地時間)以来のことだった。レッドソックスはこの日、先発ローテーションの5投手で唯一不安定なパフォーマンスが続いていたドリュー・ポメランツが左上腕二頭筋の腱炎で故障者リスト入り。絶好のタイミングでアピールに成功したライトは、ポメランツ復帰までの間、先発ローテーションの一角を担うことになりそうだ。

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