中部地区の首位対決はエース好投でインディアンス先勝

【ブリュワーズ2-3インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

ア・リーグ中部地区の首位に立つインディアンスが本拠地プログレッシブ・フィールドにナ・リーグ中部地区の首位を走るブリュワーズを迎える2連戦。その初戦は絶対的エースの好投によりインディアンスが3対2で勝利を収めた。2回表に三者連続三振を奪ったコリー・クルーバーは、2点リードの3回表にロレンゾ・ケインのタイムリーで1点を返されたものの、その後は落ち着きを取り戻し、4イニング連続無失点。7安打を浴びるなど、本来の支配的なピッチングではなかったが、7回112球を投げて奪三振7、無四球、失点1にまとめたあたりは流石の一言だった。打線では3回裏にホゼ・ラミレスがこの試合の決勝点となる19号ソロ。最後はクローザーのコディ・アレンがトラビス・ショウに14号ソロを浴びたものの、後続をしっかり打ち取り、クルーバーには今季9勝目が記録された。

この試合でも四球を与えなかったクルーバーは、これで139打者連続無四球となり、イニングに換算すると35回1/3連続で無四球。これはインディアンスでは2007年にポール・バードが48イニング連続無四球をマークして以来の記録となった。無四球を続けている直近5先発では、計33回1/3で38三振を奪い、4勝0敗、防御率0.81と圧巻のパフォーマンス。シーズン通算の防御率はついに1点台(1.96)に突入した。今季のクルーバーは、投球内容が充実しているのはもちろんのこと、自身初の20勝や自身3度目のシーズン260奪三振も夢ではないペースで数字を積み重ねており、サイ・ヤング賞レースの先頭を走っている。今季もサイ・ヤング賞の投票で多くの支持を集めることになりそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.