両軍合計29安打の乱打戦は9得点のロッキーズが逃げ切り

【ロッキーズ9-6レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

ロッキーズが12安打、レッズが17安打を放ち、両軍合計29安打が飛び出す乱打戦となった一戦は、2回までに4点を先行したロッキーズが、安打数で劣りながらも9対6で勝利を収めた。ロッキーズは初回にチャーリー・ブラックモンのタイムリー三塁打とカルロス・ゴンザレスのタイムリーで2点を先制し、2回表にはクリス・アイアネッタが5号2ラン。3点リードで迎えた6回表にヘラルド・パーラのタイムリーなどで2点を追加すると、7回表にはゴンザレスに特大の6号3ランが飛び出し、結果的にはこの一発が決勝点となった。レッズは7回以降に5点を奪い、3点差まで追い上げたものの、反撃が遅すぎた。

6点リードの9回裏に登板したブライアン・ショウが5安打を浴びて3点を失ったロッキーズにとって、7回表に飛び出したゴンザレスの特大弾は二重の意味で大きな一発だった。5点リードの7回表、ロッキーズはレッズ3番手のワンディ・ペラルタから無死一、二塁のチャンスを作り、打席にはゴンザレス。今季まだ左投手から本塁打を放っていなかったゴンザレスが、左腕・ペラルタがカウント3-2から高めに投じた速球を捉えると、打球はセンター右の最深部へ飛び込む特大の6号3ランとなった。Statcastの計測によると、この本塁打の飛距離は473フィート(約144.1メートル)。昨季終了後にフリーエージェントとなるも、なかなか契約先が見つからず、1年契約でロッキーズに残留したゴンザレスが、今季メジャー6位タイの飛距離となる特大の一発でチームを勝利に導いた。

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