JX金属と東大生産技研の共同ユニット、キャラクター使い次世代向けに非鉄製錬プロセスなど紹介

 JX金属と東京大学生産技術研究所が共同で活動を行っている非鉄金属資源循環工学寄付研究部門(JX金属寄付ユニット)は、次世代を担う人材育成のための施策の一環として、次世代向けコンテンツ「循環戦隊セイレンジャー」の配信を同研究部門のウェブサイト上で開始した。「非鉄金属のネバーエンディングストーリー」と題し、非鉄金属の特性やその技術史、現代および未来における資源循環の重要性などについて金属元素や製錬プロセスをキャラクターとして擬人化することで分かりやすく表現した。

 同コンテンツは、JX金属寄付ユニットの中村崇特任教授が原案を担当。第1話「古代金属の誕生(前編)」では、「古代7金属(金、銀、銅、鉄、鉛、水銀、錫)」を擬人化した元素キャラクターの誕生を描いている。

 JX金属寄付ユニットは、12年に設立され、現在は第2期(17~21年)の活動に入っている。第2期からは小中高生を含む広く一般社会に非鉄金属産業の重要性・将来性を訴求する啓蒙活動にも注力している。

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