【MLB】フィリーズが205センチ長身フランス人右腕とマイナー契約 史上7人目

フランス人投手のヨアン・アントナックがフィリーズとマイナー契約を結んだ(画像はスクリーンショットです)

フランスプロ野球1部リーグでプレーするヨアン・アントナック投手

 フランス野球・ソフトボール連盟(以下、FFBS)は6日、身長205センチを誇るヨアン・アントナック投手がフィリーズとマイナー契約したことを発表した。彼が史上7人目のフランス人マイナーリーガーとなる。

 現在17歳のアントナックは身長205センチ、体重89キロの大型右腕で昨年はフランスプロ野球1部リーグのモンペリエ大学でプレーし、8試合に登板して2勝1敗、防御率4.28の成績を残した。また、一塁手としても試合経験があり、4試合で打率.357(14打数5安打)、1打点を記録している。

 アントナックは国際試合経験が豊富でこれまでU12をはじめ、U15やU18に選出され着実にレベルアップをしてきた。MLBとの繋がりはアカデミー主催のトーナメント戦への参加や昨年10月にMLBが選抜した世界中の有望選手で構成される「ワールドセレクト・チーム」の一員としてアメリカ・アリゾナに渡り、現地の高校生選手らと試合を行ったことが挙げられる。

 今回の結果を受けてFFBSのディディエ・セミネット会長は「ヨアンおめでとう。こうしてMLBから素質が認められ、新しい進む彼が今後もベストを尽くせるように願っています」とコメントを発表し、アントナックの新たな門出を祝福している。

 今回の契約はMLBの世界市場拡大戦略が形となったと言ってもいいだろう。近年はツインズのマックス・ケプラー内野手をはじめ、欧州出身選手がプレーする機会が増えてきた。今後も欧州から数多くの有望選手が次々と海を渡ることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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