マーリンズの開幕投手・ウーレイナ 嬉しい今季初勝利

【マーリンズ7-4カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

昨季14勝7敗、防御率3.82と急成長を遂げ、今季の開幕投手に抜擢されながらも、今季ここまで0勝7敗、防御率4.41と白星がなかったホゼ・ウーレイナがようやく今季初勝利をマークした。この日のウーレイナはカージナルス打線を相手に5回98球を投げ、被安打10、奪三振3、与四球1、失点4という内容。先制を許し、味方が得点した直後に失点するなど、決して褒められた内容ではなかったものの、打線の援護に恵まれ、嬉しい今季初勝利となった。打線では5番打者のブライアン・アンダーソンが3号2ランを含む3安打3打点の活躍。7番打者のJTリドルも6回表に貴重な追加点となる6号ソロを放つなど、2安打1打点の活躍でチームの勝利に貢献した。

一方、敗れたカージナルスはエースのカルロス・マルティネスと正捕手のヤディアー・モリーナの復帰戦を白星で飾ることができなかった。およそ1ヶ月ぶりの先発登板となったマルティネスは、立ち上がりから制球が定まらず、4回75球を投げて与四球5の乱調。マーリンズ打線の拙攻に助けられてなんとか2失点にとどめたものの、本来のパフォーマンスからは程遠いピッチングに終始した。また、球団の象徴であるモリーナは、2回裏の復帰第1打席に入る際、地元ファンのスタンディング・オベーションに迎えられ、期待に応えるように先制タイムリー。しかし、カージナルスはこのモリーナの一打を生かすことができず、あらゆる場面でミスを連発し、ナ・リーグ東部地区の最下位に沈むマーリンズに手痛い逆転負けを喫した。

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