バムガーナーの復帰戦 首位・Dバックスが接戦を制す

【ダイヤモンドバックス3-2ジャイアンツ】@AT&Tパーク

オープン戦で左手小指を骨折し、開幕から故障者リストに入っていたマディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)がようやく戦列復帰。バムガーナーは6回82球を投げて無四球、2失点と試合を作ったものの、ダイヤモンドバックス先発のパトリック・コービンがそれを上回る力投を見せた。2点リードの5回裏にブランドン・クロフォードのタイムリー二塁打で1点を返され、さらに無死満塁の大ピンチを背負ったコービンは、バムガーナー、ゴーキーズ・ヘルナンデス、バスター・ポージーの3人からいずれも空振り三振を奪い、ジャイアンツに同点を許さず。7回途中1失点の力投でバムガーナーに投げ勝ち、今季6勝目をマークした。なお、ダイヤモンドバックスの3番手としてマウンドに上がり、2四球で満塁のピンチを招きながらもポージーをセンターフライに打ち取った平野佳寿には、今季11ホールド目が記録されている。

ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は「私は選手たちを誇りに思うよ」と接戦を制した選手たちを称えた。「翌日に勢いをもたらす勝ち方というものがあるんだ。今日はそういう試合だったと思うし、そういう試合をモノにして次につなげていきたいよね」とロブロ。指揮官は投手戦を制した今日の勝利が、明日以降の戦いに勢いをもたらすと感じたようだ。また、最終回に1点差に迫るタイムリーを放ったジャイアンツのポージーは、コービンのピッチングについて「スライダーを本当にいいところに投げることができていた。これが好投の最大の要因だったと思う」と分析。「彼がスライダーをしっかり投げることができているとき、手を離れたときはストライクに見えるんだけど、手元に来るときにはストライクゾーンを外れているんだ」とスライダーのキレに脱帽していた。

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