進次郎氏「加計で特別委を」 与党の解明必要性を強調

 自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長(衆院11区)は6日の党会合で、加計学園問題を巡り「(学園が)愛媛県にうそをつくのはおかしい」と主張。問題解明に向けた特別委員会を国会に設置するよう訴えた。

 小泉氏は参院選の「1票の格差」是正を議論する党の選挙制度改革問題統括本部などの会合に出席。衆院と参院の権能の違いを明確にするよう求め、「行政監視の機能をしっかり果たし、国民生活に大事な法案を審議する。一方で、スキャンダルなどへの対応をダブルトラック(同時並行)でどう回していくのか」と問題提起した。その上で、2015年2月に安倍晋三首相と加計学園の理事長が面会したとする誤った情報を愛媛県などに伝えた学園の説明を問題視し、与党側から解明に動く必要性を強調した。

 菅義偉官房長官(衆院2区)は、会見で小泉氏の発言の受け止めを問われたが、「国会のことは国会でお決めになっていただきたい」と述べるにとどめた。

小泉進次郎氏

© 株式会社神奈川新聞社