フェストアルピーネCEOにエーベンシュタイナー氏

 オーストリアの高炉メーカー、フェスト・アルピーネは5日、ウォルフガング・エダーCEO(66)が来年7月に退任し、鉄鋼事業部門長のヘルベルト・エーベンシュタイナー氏(54)がCEOへ昇格するトップ人事を発表した。

 エダーCEOは1978年にフェストアルピーネへ入社し、2004年から経営を司る会長兼CEOを務めてきた。来年の7月3日に開催する株主総会で経営からは退くが、監督機関の監査役会メンバーとなり、21年からは監査役会長に就く予定。

 後任CEOのエーベンシュタイナー氏はフェストの旗艦製鉄所があるリンツ生まれで、ウィーン工科大を卒業し1989年に入社。2012年からは最高幹部の一人として金属フォーミングと鉄鋼の2事業で部門長を経験した。

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