業種超え「カイゼン」着々 トヨタ東日本と県が導入支援

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トヨタ自動車東日本の社員(中央)を交え、カイゼンの検討をする総合農舎山形村の関係者=久慈市山形町

 トヨタ生産方式に代表される「カイゼン」が県内で自動車関連産業以外の異業種に広がっている。金ケ崎町に岩手工場を構えるトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)と県が連携し、導入を望む県内企業と二人三脚で改良点を探り生産性を向上させる。水産加工業や総菜製造など被災地の産業復興を支えている半面、支援終了後に効果が頭打ちとなる例もあり、企業努力を定着できるかが課題だ。

 カイゼン支援の中心的な役割を担うのは同社ものづくり研鑽(けんさん)部の異業種研鑽グループ(11人)。県が導入を希望する企業を上期と下期に分けて選び、研鑽グループが月2回の頻度で生産現場に足を運ぶ。

 トヨタ自動車東日本によると、県内の13~17年度の導入支援先は水産加工業を中心に36社に上り、東北(計92社)で最も多い。18年度は雫石町の農業法人も支援先に加わり、コメ生産への活用を予定する。