5人のリリーバーで試合を作ったパドレスが接戦を制す

【ブレーブス1-3パドレス】@ペトコ・パーク

パドレスがリリーバーを小刻みにつないで試合を乗り切る「ブルペン・デー」でナ・リーグ東部地区首位のブレーブスに挑んだ一戦は、5人のリリーバーが好投したパドレスが3対1で勝利した。先発のマット・ストラームが2回1/3を投げてブレーブスの攻撃をフレディ・フリーマンの11号ソロによる1点のみに抑えると、2番手のホゼ・カスティーヨは1回2/3を投げて無失点。その後はアダム・シンバーが1イニング、カービー・イエーツとブラッド・ハンドが各2イニングを無失点に抑え、2点のリードを守り抜いた。5人のリリーバーは合計13三振を奪う見事なパフォーマンス。2番手のカスティーヨがメジャー初勝利をマークし、6アウト・セーブのハンドには今季18セーブ目が記録された。

先発ローテーションの一角を担うジョーイ・ルケーシーが故障離脱していることもあり、パドレスは定期的に「ブルペン・デー」で戦うことを余儀なくされている。イエーツは「ブルペン・デーで戦うとき、投手にアドバンテージがあるんだ。打者は同じ投手と複数回対戦することがないからね」とその利点を解説する。しかし、「そんなに頻繁に使える戦法ではない」とも話しており、通常のリリーフ登板より負担のかかる戦法であることも事実のようだ。この試合では勝ちパターンの継投を担うイエーツとハンドが各2イニングを投げたが、これには明日試合がないことが大きく影響していることは言うまでもない。ルケーシーは戦列復帰間近と見られているが、万が一復帰が遅れた場合、パドレスはブルペンに負担がかかるのを承知で再び「ブルペン・デー」を採用することになりそうだ。

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