2010南アフリカワールドカップ決勝のスペイン代表VSオランダ代表の一戦では、今でも多くのサッカーファンが記憶するハイキック騒動があった。
騒動の主役となったのはオランダ代表の潰し屋MFナイジェル・デ・ヨングで、デ・ヨングの振り上げた足がスペイン代表MFシャビ・アロンソの胸に直撃する事故があったのだ。しかも足の裏が完全にアロンソの胸に入っており、一発退場にふさわしい危険なプレイだった。しかし、当時主審を務めていたハワード・ウェブはデ・ヨングにイエローカードしか出さなかったのだ。
英『FourFourTwo』によると、今回デ・ヨングはロシアワールドカップ開幕が迫った中で当時のことを振り返っている。デ・ヨングは悪意がなかったことを改めて強調しており、いつかアロンソと酒でも飲みながら笑い合いたいと語っている。
「本当にボールへのチャレンジだった。アロンソが来ていることが見えていなかったんだ。彼が死角から来ていたからね。退場になることは想定していなかったよ。あくまで偶発的な事故と感じていたからね。いつの日か互いにビールを飲んで笑い合えると思う。彼は試合に勝ったし、最後に笑ったのは彼だよ」
デ・ヨングはまだ当時のことについてアロンソとは話せていないそうだが、水に流せる時がくると感じているようだ。