両軍合計18安打18四球の乱戦をパイレーツが制し貯金1

【ドジャース9-11パイレーツ】@PNCパーク

日本時間6月7日にパイレーツの本拠地PNCパークで行われたドジャース対パイレーツの一戦は、点を取られれば取り返すという壮絶な乱戦となった。パイレーツが2回までに4点を先行すればドジャースが3回表に一挙4得点で同点とし、パイレーツが再び4点をリードすればドジャースが3点を取り返し、パイレーツが3点を追加すればドジャースが2点を返し、といった具合に試合は進み、最終的にはパイレーツが11対9で勝利。リードオフマンのジョシュ・ハリソンは2回裏に満塁の走者を一掃するタイムリー二塁打を放つなど2安打3打点と活躍し、6回裏に飛び出した代打グレゴリー・ポランコの2点タイムリー二塁打も大きかった。ドジャースは4番打者のマット・ケンプが3安打5打点の大活躍を見せたものの、投手陣が大誤算。10個の四球を与えてしまっては勝てるはずもなかった。

2試合連続で完封負けを喫していたパイレーツはメジャー初登板初先発となったケイレブ・ファーガソンをはじめとするドジャース投手陣を攻略し、10安打と10四球を絡めて11得点の猛攻。またしても借金生活への転落を回避し、貯金を1とした。3安打4得点の活躍を見せたコリー・ディッカーソンは「今日は各打者が良いアプローチで打席に入ることができた」と振り返り、「これを続けていけば、自分たちに何ができるかを思い出せるはずだ」と打線の復調に手応えを感じた様子。クリント・ハードル監督は「私は選手たちを信じていた。2試合連続で完封されたチームは我々が初めてじゃないんだから(特に気にしていなかったよ)」と選手たちへの信頼を口にした。一方のドジャースは、ファーガソンが2回途中4失点で降板し、リリーフ投手陣も次々に失点。打線の9得点を生かせず、借金生活に逆戻りとなった。

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