下位打線の活躍でロッキーズ勝利 地区首位タイに浮上

【ロッキーズ6-3レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

首位・ダイヤモンドバックスに1ゲーム差の地区2位につけるロッキーズは、敵地グレートアメリカン・ボールパークでレッズと対戦。先発のジョン・グレイが苦しみながらも5回3失点と試合を作ると、打線は6番のヘラルド・パーラ、7番のイアン・デズモンド、8番のトニー・ウォルターズがそれぞれ2打点を叩き出す活躍を見せ、6対3で勝利を収めた。パーラは4回表と8回表にタイムリーを放ち、デズモンドは4回表に11号勝ち越し2ラン。ウォルターズも2回表の先制打を含む2本のタイムリーを放ち、チームの勝利に貢献した。なお、この日ダイヤモンドバックスが敗れたため、ロッキーズは地区首位タイに浮上。一方、敗れたレッズは4連敗となった。

決勝弾を放ったデズモンドは、この試合を含む直近9試合で打率.333、3本塁打、10打点、6四球と好調。ロッキーズのバド・ブラック監督は「1週間から10日ほど前、彼は手の使い方を少し調整したみたいなんだ。それをきっかけに調子を取り戻したんだよ」と好調の秘密を明らかにしてくれた。「その調整によってボールがよく見えるようになったみたいだね。良い内容の打席が増えているし、出塁率も上がっている。彼は今、良い状態だよ」とブラック。一時は1割6分台に低迷していたデズモンドの打率は.196まで上昇し、およそ2ヶ月ぶりの2割台突入が目前となっている。また、先発のグレイは今季6勝目をマークしながらも5回101球3失点と不甲斐ないピッチング。「無駄なボール球が多すぎてリズムに乗ることができなかった」と反省を口にした。

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