コローンがドミニカ共和国出身最多に並ぶ通算243勝目!

【アスレチックス2-8レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

45歳の現役最年長選手バートロ・コローン(レンジャーズ)が日本時間6月7日に行われた本拠地でのアスレチックス戦に先発し、5回2失点の好投で今季3勝目をマーク。これがコローンの通算243勝目となり、フアン・マリシャルによるドミニカ共和国出身選手の最多勝利記録に並んだ。この日のレンジャーズ打線は5本塁打を放った前日に続き、4回までに4本塁打で6点を先行する一発攻勢でコローンを援護。コローンは5回表にクリス・デービスに15号2ランを浴びたものの、5回97球2失点と試合を作り、母国の偉大な先輩に肩を並べた。レンジャーズは4番のジュリクソン・プロファーが2本塁打を含む3安打5打点の大活躍。一方のアスレチックスは、先発のダニエル・メンデンが4本塁打を浴び、6失点と試合を作れなかった。

試合後、「ついに通算243勝目を手にすることができてとても嬉しいよ」とコローンは喜びを口にした。「この記録で僕は殿堂入り選手に並んだんだ。誇りに思うし、とても光栄だよ。彼(=マリシャル)はドミニカ共和国出身で最初に殿堂入りを果たした選手だからね」とコローン。この記録を現役続行のモチベーションの一つとしていたため、喜びもひとしおだろう。また、コローンはこの試合で三振を1つ奪い、これが通算2499個目の奪三振。史上34人目となる通算2500奪三振まであと1つと迫った。さらに、コローンはデニス・マルティネス(ニカラグア出身)によるラテンアメリカ出身選手の最多勝記録(通算245勝)まであと2に迫っている。このままコローンが先発ローテーションの座を守り続ければ、両記録の達成はほぼ確実。コローンは今後もメジャーリーグの歴史に名前を刻み続けることになりそうだ。

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