3打点のアンダーソンが全得点に絡む活躍 Wソックス逆転勝利

【ホワイトソックス5-2ツインズ】@ターゲット・フィールド

ホワイトソックスとツインズによる同地区対決4連戦の第3戦は、1対2と1点ビハインドの6回表にティム・アンダーソンの2点タイムリーなどで4点をあげて逆転に成功したホワイトソックスが5対2で勝利。今カードの対戦成績を2勝1敗とした。アンダーソンは4回表に同点タイムリーを放っただけでなく、6回表には一死満塁のチャンスで打席に入り、3球目が暴投となって同点。一死二、三塁となり、ショートの右を抜ける勝ち越しの2点タイムリーを放ち、三盗を決めたあとアダム・エンゲルのスクイズで生還と、俊足巧打を生かして全得点に絡む活躍を見せた。ホワイトソックス先発のヘクター・サンティアゴは5回2失点の粘投で2勝目。後半4イニングを無失点でつないだリリーフ陣の奮闘も光った。

チーム一丸となってもぎ取った逆転勝利について、ホワイトソックスのリック・レンテリア監督は「選手たちが集中し協力し合って戦ってくれた。試合の勝敗を一人の選手がコントロールすることはできないけど、自分に与えられた打席をコントロールすることはできる。自分がコントロールできることに選手が必死に取り組んでくれているのが非常に大きいね」と目を細めた。1点ビハインドの6回表に単打3本で満塁のチャンスを作り、盗塁やスクイズ、相手投手の暴投も絡めて逆転に成功。選手たちの必死さが呼び込んだ逆転劇と言っても過言ではないだろう。一方、敗れたツインズは先発のジェイク・オドリッジをリリーフしたライアン・プレスリーが痛恨の暴投で同点に追い付かれ、アンダーソンに決勝タイムリーを献上。打線も6回以降は2安打に封じられ、反撃のきっかけすら掴めなかった。

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