マイコラス好投で7勝目 チームは被スイープを回避

【マーリンズ1-4カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

開幕から安定したピッチングを続け、オールスター・ゲーム選出の可能性も取り沙汰されているマイルズ・マイコラス(カージナルス)が日本時間6月8日のマーリンズ戦でも好投。7回99球を投げてマーリンズ打線をわずか3安打1得点(自責点は0)に抑え、チームを被スイープの危機から救うとともに、今季7勝目をマークした。カージナルスは初回にホゼ・マルティネスの6号2ランで先制し、1点リードの6回裏にはマーセル・オズーナがタイムリー。さらに7回裏にはマイコラスの代打の代打として登場したルーク・ボイトに1号ソロが飛び出し、マーリンズを突き放した。

早い回に先制して先発が好投し、中盤に追加点を奪ってリリーフ陣がリードを守り抜くという理想的な試合展開に、マイク・マシーニー監督は「今日は(過去2試合と違って)良いリズムで戦うことができた。我々らしい野球ができて良かったよ」と満足げに試合を振り返った。今季79回1/3を投げて与四球わずか9個というマイコラスは、抜群の制球力を武器に打たせて取るピッチングを展開。バックも安定した守備でそれを盛り立て、チームにリズムが生まれた。7勝はマイケル・ワカと並んでチーム最多タイであり、投球イニング数(79回1/3)と防御率(2.27)はチームトップ。日本で過ごした3年間を経て進化を遂げた右腕は、今やメジャー有数の常勝軍団の先発ローテーションを支える存在となっている。

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