協定超える時間外労働 県立中央病院に是正勧告

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 盛岡市の県立中央病院(宮田剛院長)が、適正な手続きを踏まずに労使間の協定(三六協定)を超える時間外労働を職員にさせたなどとして、盛岡労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが7日までに分かった。医師の超過勤務手当が不足しているとの指摘もあり、県立病院の給与制度の在り方の検討も必要になりそうだ。

 県医療局によると勧告は4月16日付。内容は▽同協定を超えた時間外労働▽同協定を超えた休日労働▽臨床工学技士の待機時間への賃金不払い▽医師の超過勤務手当ての不足▽衛生管理者らの選任報告の遅れ▽衛生工学衛生管理者の不配置-の6項目。是正報告の提出期限は20日。

 同病院によると、協定で定めた上限時間を超える残業を命令する際に病院側が行うべき手続きを取らずに職員に残業させていた。

 同病院は勧告を受けて手続きを適正化し、職員に出退勤時間を記入させるなど、勤務実態の把握を始めた。