マリナーズが今季19度目の1点差勝利 好投リーク6勝目

【マリナーズ5-4レイズ】@トロピカーナ・フィールド

ア・リーグ西部地区の首位に立つ好調・マリナーズが日本時間6月8日のレイズ戦で今季19度目となる1点差勝利を収め、地区首位の座をキープした。マリナーズ先発のマイク・リークは9回裏先頭のウィルソン・ラモスに二塁打を浴びたところで降板したものの、8回までレイズ打線を1点に封じる好投。打線は2回表にミッチ・ハニガーのタイムリーなどで3点を先制し、3回表にディナード・スパンの6号ソロ、5回表にはハニガーの13号ソロで追加点をあげた。リークをリリーフしたアレックス・コロメイがピリッとせず、二死満塁からジョニー・フィールドの3点タイムリー二塁打で1点差とされたが、なんとか逃げ切り。19度の1点差勝利はメジャー最多の数字となっている。

マリナーズ先発のリークが過去3先発に続いて安定したピッチングを披露し、チームを勝利に導いた。飛び抜けて目立った球種があるわけではないリークだが、ハイレベルな制球力を武器に打たせて取るピッチングを展開。8回裏一死からC.J.クロンに四球を与え、140打者連続無四球(今季メジャー最長)がストップしてしまったが、次打者ジョーイ・ウェンドルを併殺打に打ち取り、ピンチを招くことはなかった。マリナーズは日本時間5月15日以降の23試合で17勝6敗という快進撃を続けており、同期間の勝率.739はメジャーベストの数字。粘り強い戦いで17年ぶりのポストシーズン進出に向けて着実に歩みを進めている。

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