性別欄、廃止も検討 熊本市・申請書や届出書で

本年度の熊本市職員採用試験の申込書。性別の選択欄には「任意項目」と書かれている

 熊本市は、性的少数者(LGBT)への配慮として、市民が市に提出する申請書などの性別欄を見直す。既に職員採用試験の申込書では性別を任意記入とするなどしており、性同一性障害の人などへの理解を深める取り組みも進める。

 上級事務職などの職員採用では男女を問う必要がないとして、市は本年度の採用試験申込書から性別欄に初めて「任意項目」と記載した。市民の意見を聞くための各種委員会の委員募集でも、これまで応募に必要としていた「性別」の項目を一部でなくしている。

 市は各課で扱う申請書や届出書の性別欄を取りまとめ、点検を進めており、審査などに不要と考えられる性別欄は廃止も含めて検討していく。

 市は本年度、LGBTの当事者や支援団体との意見交換会を開くほか、市民や職員を対象にした研修会も計画。職員の理解を深めるため、基礎知識をまとめたハンドブックも作成する。

 市男女共同参画課は「先進自治体の事例を参考にし、当事者が抱える悩みや生活上の困難について、職員が正しく理解できるようにしたい」としている。(酒森希)

©株式会社熊本日日新聞社

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