9回裏に追い付いたブルージェイズが劇的サヨナラ勝利

【オリオールズ4-5xブルージェイズ(延長10回)】@ロジャース・センター

7~8回の2イニングで3本のソロ本塁打を浴びて3点のビハインドを背負ったブルージェイズが、9回裏に3安打2四球で3点をあげて同点とし、10回裏二死一、二塁からアレドミス・ディアスのタイムリーで劇的なサヨナラ勝利を収めた。ブルージェイズは先発のハイメ・ガルシアが6回1失点の好投を見せたものの、リリーフ陣がソロ3本を被弾。しかし、オリオールズのクローザー、ブラッド・ブラックを攻めてランドール・グリチックの2点タイムリー二塁打とケビン・ピラーのタイムリーで同点に追いつく執念を見せ、最後はディアスが熱戦にピリオドを打った。

ブルージェイズのジョン・ギボンズ監督は「苦しい展開だったけど、選手たちが諦めない姿勢を示して最後まで戦ってくれたね」と選手たちの頑張りをねぎらった。3点ビハインドで敵軍クローザーが登場し、敗色濃厚だったものの、一死走者なしから四球、二塁打、二塁打、四球、単打であっという間に同点。一打サヨナラのチャンスでヤンハービス・ソラーテが併殺打に倒れたが、両軍の勢いの差は誰の目にも明らかだった。延長10回、オリオールズがあっさり三者凡退に終わったのに対し、ブルージェイズは無死一、二塁のチャンスを作り、二死後にディアスのタイムリーでサヨナラ勝利。「最近は苦しい時期が続いていたし、昨日は延長戦を落としていたから、勝つことができて本当に良かったよ。これからもこういう戦いを続けていきたいね」とディアスは嬉しそうに話していた。

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