【MLB】米コラムニスト、大谷をオールスターへ”激推し”「姿を見せなければ憤り」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

「オオタニのためのスポットが必要なのはわかりきったこと」、元Gマイコラスも有力

 CBSスポーツのMLB担当コラムニスト、マット・スナイダー記者が5日(日本時間6日)、同氏の選ぶ現時点でのオールスターゲーム出場選手を同局のウェブサイトで公開。今シーズン、投打二刀流でMLBに旋風を巻き起こしているエンゼルスの大谷翔平投手と、NPB読売巨人軍からMLBに復帰し、すでに7勝を挙げているカージナルスのマイルズ・マイコラス投手をメンバーに選んだ。

 スナイダー記者は、ア・リーグの指名打者部門でJ.D.マルティネス(レッドソックス)とともに大谷を選出。スターティングラインアップのDHはマルティネスとしながらも「幅広い才能を持ったオオタニのためのスポットが必要であることはわかりきっていたこと。彼は球界のベストストーリーだ。もしオールスターの場に姿を見せないというのなら、憤りを覚えさせるものとなる」と、投打ともに大活躍を見せる23歳の日本人選手を、オールスターに登場させるのは当然のこととして強い調子で綴っている。

 スナイダー記者は大谷“激推し”の理由に「129打席でOPS+が148、そして8先発登板でERA+130を記録している。お見事だ」と裏付けとなるデータも提示。感情論ではなく、前半戦で残した投打の成績は、数字的にも選出されるにふさわしいと強調した。

 そしてナ・リーグの先発投手部門では、3シーズンの日本プロ野球在籍で大きな飛躍を遂げ、MLBに戻っても大活躍のマイコラスも選出。「カージナルスは彼を2年1550万ドル(約17億1700万円)で日本から復帰させた。(チームが結んだ)契約の中でも最高のものだ」とスナイダー記者。ここまで7勝1敗、防御率2.27、WHIP0.96、79回1/3を投げてわずか9四球という圧巻の成績を絶賛している。

先発投手はバーランダーVSシャーザー、スナイダー記者選出の両リーグスタメンは?

 なお、スナイダー記者が選んだ両リーグオールスターのスタメンは次の通り。

 ア・リーグ
1(二)アルトゥーベ(アストロズ)
2(中)トラウト(エンゼルス)
3(左)ジャッジ(ヤンキース)
4(DH)J・D・マルティネス(レッドソックス)
5(三)ラミレス(インディアンス)
6(右)ベッツ(レッドソックス)
7(遊)リンドーア(インディアンス)
8(一)モアランド(レッドソックス)
9(捕)ラモス(レイズ)
先発 バーランダー(アストロズ)

 ナ・リーグ
1(中)ケイン(ブルワーズ)
2(DH)ブライアント(カブス)
3(一)フリーマン(ブレーブス)
4(三)アレナド(ロッキーズ)
5(左)ケンプ(ドジャース)
6(右)マーカキス(ブレーブス)
7(二)ジェネット(レッズ)
8(遊)クロフォード(ジャイアンツ)
9(捕)セルベリ(パイレーツ)
先発 シャーザー(ナショナルズ)

(Full-Count編集部)

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