ハップが守備で躍動 カブスが接戦制して3連勝

【パイレーツ1-3カブス】@リグリー・フィールド

前カードのフィリーズ3連戦を勝ち越したカブスは本拠地にパイレーツを迎えての3連戦に臨む。大事な初戦は初回から両軍ともに点を取り合うも勝ち越しに成功したカブスがそのまま逃げ切りチームは3連勝。6月は7試合で5勝2敗と好調だ。

この日のカブスの先発は左腕のマイク・モンゴメリー。開幕からリリーフとして投げていたものの、5月下旬から先発にまわり今回が3度目目の先発登板となった。立ち上がりはいきなり2者連続ヒットを許し、無死一・三塁からスターリング・マーティの犠牲フライで1点を失った。対するパイレーツ先発、チャド・クールも1死二・三塁からベン・ゾブリストにタイムリー、アンソニー・リゾーに犠牲フライを打たれ2失点となった。

2対1と逆転したカブスは2回の攻撃で満塁のチャンスをつくるとゾブリストの併殺崩れの間に1点を追加。その後、試合はこう着状態となり、モンゴメリーとクールの両先発は調子を取り戻してお互いにピンチこそあれど得点を許さない。モンゴメリーは6回7安打1失点、今回の好投を支えたのは制球のよさでわずかに与えた四球は1つだけ。一方のクールは6回途中8安打3失点、序盤こそ失点したが6奪三振を記録するなど最低限の仕事をした。

両軍ともにチャンスはつくるも得点には至らずカブスが3対1とリードのまま最終回を迎えた。4番手、ペドロ・ストロップが無死二塁の場面を迎えるも最後はレフトを守るイアン・ハップの好守に助けられ、無失点で試合終了。この日「8番・左翼」でスタメン出場したハップはヒットこそなかったが、守備で何度もチームを救った。敗れたパイレーツはクールの粘投も打線がつながりを欠き、大事な初戦を落とした。

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