【新潟県知事選】あす投開票。安中聡氏 VS 花角英世氏 VS 池田千賀子氏

新潟県知事選はあす、投開票を迎えます。

選挙ドットコムでもお伝えしているように、立憲・国民民主・共産・自由・社民の5党が推薦する元県議の池田千賀子氏(57)と自民・公明両党が支持する前海上保安庁次長の花角英世氏(60)が横一線で激しく競い合っています。安中聡氏の支持は広がっていません。
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接戦が続く新潟県知事選。開票終了まで目が離せない展開となりそうです。各候補者の経歴や政策は以下の通りです。(届け出順に紹介)

 

安中聡氏(40歳)。元五泉市議

安中聡氏は1977年12月6日、新潟県五泉市生まれで現在40歳です。加茂農林高校農業科、立正大学文学部史学科夜間主コースを卒業しています。

2003年からは区議会議員の事務所スタッフ、2004年からは都議会議員の事務所スタッフとして勤めています。その後、2010年の第22回参院選に新潟県選挙区から立候補し24,300票を得るも6人中5位となり落選。2011年には五泉市議会議員選挙に立候補し初当選を果たしています。2015年にはトップ当選で再選しています。今年1月には市議を辞職し市長選に立候補するも落選となっています。

新潟県知事選への立候補の理由としては、「人権を守ること」「立場の弱い人達の助けとなること」という自身の政治理念を果たすためとしています。また、県知事選での公約としては、

・原発への反対、原発を廃止するための政策を策定し、実行すること。
・米山路線を継承すること。

をかかげています。

花角英世氏(60歳)。前海上保安庁次長、県副知事。自民・公明が支持

花角英世氏は新潟県佐渡市生まれで現在59歳です。自民・公明両党が支持しています。

新潟県立新潟高等学校を卒業後、東京大学法学部に進学。同大学を卒業後、1981年に運輸省に入省します。観光庁総務課長、国土交通省の大阪航空局長、大臣官房審議官などを歴任し、新潟県副知事を経て、2015年より海上保安庁次長を務めました。

立候補の意向を表明した会見で、前県知事の突然の辞任によって「漂流しかねない状況」になっているとし、「知恵を出し合い解決する環境を作っていきたい」と述べています。争点の1つとなっている東京電力柏崎刈羽原発の再稼働については、県が独自で行っている安全性検証作業の結果を待つ必要があるとの認識を示しました。

花角氏は自身のホームページに、キャッチコピーとして「住んでよし、訪れてよし!の新潟県を目指して。はなずみ英世5つの全力」を掲げ、具体的には、

1.原発は3つの検証をしっかり進め、将来的には脱原発社会に全力
2.自助・共助・公助の連携と絆を深めることで、地域力を強化し、防犯・防災などの安全・安心に全力
3.新潟ブランドの発掘・育成・セールスに全力
4.活力ある新潟の実現に全力
5.若者、子育て世代、お年寄りなど全ての世代が生き生きと暮らせる社会の実現に全力

をあげています。

池田千賀子氏(57歳)。元新潟県議。立憲・国民民主・共産・自由・社民が推薦

池田千賀子氏は1961年、新潟県柏崎市の生まれで現在57歳です。立憲・国民民主・共産・自由・社民の5党が推薦しています。

新潟県立柏崎常盤高等学校を卒業後、歯友会歯科技術専門学校に進学。同校を卒業後、1981年に柏崎市役所初の歯科衛生士として勤務します。2002年に市役所を退職し、2003年の柏崎市議会議員選挙では、2,686票を得て初当選します。2006年には早稲田大学人間科学部(通信制)に入学しています。

2007年の柏崎市議会議員選挙では、2,855票を得て再選。2011年の柏崎市議会議員選挙では2,747票を得て3選を果たし、柏崎市議会副議長に就任します。その後、2015年の新潟県議会議員選挙では、16,749票を得て初当選を果たしています。

池田氏は自身のホームページに、キャッチコピーとして「子どもたちの未来のために 5つの約束」を掲げ、具体的には、

1.“原発ゼロ”のにいがた
2.“真の豊かさ”を実感できるにいがた
3.“暮らしやすさ日本一”のにいがた
4.誰もが豊かで、質の高い教育を受けられるにいがた
5.県民にもっとも近い“対話型県政”のにいがた

をあげています。

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