【MLB】大谷が右肘靱帯損傷でDL 指揮官もショック「重要な選手を2名失うようなもの」

故障者リスト入りが発表されたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷離脱に大きな衝撃、ソーシア監督「現実を受け止めて前に進むしかない」

 右肘内側側副靱帯に2度の損傷があることが判明し、8日(日本時間9日)に10日間の故障者リスト(DL)に入ったエンゼルス大谷翔平投手。7日(同8日)にロサンゼルスでスティーブ・ユン医師の診察を受け、多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受けた右腕は、今後はノースロー調整とトレーニングを行い、3週間後に再度肘の状態を確認するという。エンゼルズのマイク・ソーシア監督は「重要な選手を2名失うようなこと」と衝撃の大きさについて語った。

 ベーブ・ルース以来の二刀流として投打にわたる活躍をしてきた大谷は、ここまで投手として9試合に先発し、4勝1敗、防御率3.10の成績。打者としては、右打者の多いエンゼルスの中で数少ない左打者として34試合に出場し、6本塁打20打点、打率.289だった。ソーシア監督は「ここまでのマウンドでの働きはとてもスペシャルだし、我々にとって重要だ。打席では重要な左打者でもある」と存在の大きさを語った。

 6日(同7日)の本拠地ロイヤルズ戦に先発したが、右手中指にマメができたため、4回63球で緊急降板。指揮官は「マメは試合中も気になっていた。実際に4回まで投げれていたので問題ないかと感じていたが、試合後に肘に張りがあるという話が出た」と明かし、驚きを隠せなかった。だが同時に、「我々は前に進むことしかできない。スケジュールは止まらない。彼は数多くのスペシャルなことをチームにもたらしてくれている。だが、現実を受け止めて前に進むしかない」とキッパリ。怪我人が続出するエンゼルスだが、チーム一丸となって苦境を乗り越えていく。

(Full-Count編集部)

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