メクル第281号 モーターブラシ作ったよ 諫早市少年少女発明クラブ

 諫早(いさはや)市内の小学4~6年生が科学工作などを楽しむ「諫早市少年少女発明クラブ」が5月26日、同市幸町(さいわいまち)の九州ガスホール・アメニティで本格(ほんかく)的にスタートしました。36人が1年間、月1、2回のペースで科学の世界を学びます。
 発明クラブは、一般社団(いっぱんしゃだん)法人「発明協会」が全国約200カ所で開いています。諫早市では、子どもたちがものづくりに興味(きょうみ)をもち、粘(ねば)り強く取り組む力を身に付けてもらおうと、1994年に始まりました。「あいさつをしよう」「あんぜんに」「あたまをつかおう」の三つの「あ」を目標にして活動しています。
 この日は「モーターブラシ」作りに挑戦(ちょうせん)しました。講師(こうし)の植木(うえき)積(つもる)さん(80)から説明を受け、ブラシにねじ穴(あな)をあけてモーターと電池ボックスを取り付けました。はんだごてをおそるおそる使って線をつなぎ、モーターにゴム管を取り付けて完成。ぐるぐると回るゴム管の振動(しんどう)と風の力で机(つくえ)の上を不規則(きそく)に動く様子を楽しみました。
 次回は、ブラシの一部分を切り取るなどの改造(かいぞう)を加え、どのように動きが変化するかをテストするそうです。市立北諫早小5年の麻生(あそう)侑和(ゆうわ)君(10)は「学んだことを生かしてオリジナルの作品を作りたい」と話しました。

はんだごてを使って線をつなぐ子どもたち
真剣に説明を聞く子どもたち=諫早市、九州ガスホール・アメニティ

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