【MLB】回りすぎて、曲がりすぎる!? エンゼルス右腕の驚愕“3550回転”カーブが話題

エンゼルスのギャレット・リチャーズ【写真:Getty Images】

エンゼルスのリチャーズが驚異の一球、「スタットキャスト」も動画で紹介

 エンゼルスのギャレット・リチャーズ投手が8日(日本時間9日)の敵地ツインズ戦で5回1/3を6安打2失点7奪三振と力投した。大谷翔平投手の離脱で揺れる中、チームを4-2の勝利に導く投球。特に、3回に4番のモリソンを見逃し三振に仕留めた“毎分3550回転”の驚異的なスピンがかかったカーブに注目が集まっており、MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」のツイッターも動画を紹介している。

 リチャーズはこの試合、1点リードの2回にサノに同点タイムリーを浴びるも、勝ち越しは許さない。さらに、3回も2死からエスコバーに三塁打を浴び、ピンチを背負った。しかし、ここで衝撃の1球を投じた。

 2球で追い込むと、3球目はボールでカウント1-2に。最後の1球はボールゾーンから急激に落下するカーブ。外角高めに決まり、モリソンは手が出なかった。

「スタットキャスト」は公式ツイッターで「なんて曲がり方だ」という一言ともに動画を紹介。そして、「この球は3550回/毎分。三振を奪ったカーブボールとしてはスタットキャスト史上最高となった」と説明を添えた。回りすぎて、曲がりすぎて、落ちすぎる“魔球”でピンチを脱した。

 リチャーズは6回にグロスマンに勝ち越しソロを浴び、続くケプラーに四球を与えたところで球数105球で降板。しかし、チームは直後の7回にキンズラーの逆転2ランで試合をひっくり返すと、8回にはアップトンにもソロ弾が飛び出し、快勝した。

(Full-Count編集部)

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