「世界と戦う二十歳」 東京2020走り幅跳びでメダルへ! パラ陸上走り幅跳び 前川楓選手

バスケットに夢中だった中学3年の時、交通事故に遭い、右足を膝上から切断した。しかし、絶望の中で見つけた光が“走り幅跳び”だった。

「跳んでる時が何よりも楽しい」と語る彼女は、2016年にリオ・パラリンピックに出場すると3m68を跳び、いきなり4位に入賞。メダルまであと一歩の活躍をみせた。

そして、世界と戦うためにもっと強くなりたいと、去年春から同じ三重県に住む井村久美子コーチに指導を依頼。井村コーチは現役時代にイケクミ(旧姓:池田)の愛称で人気を博した女子走り幅跳びの日本記録保持者(6m86/健常者)である。実はそれまで自己流のフォームで跳んでいた前川選手。井村コーチのアドバイスを受けると記録もどんどん上昇し、先日の大会で、追い風参考記録ながら目標だった4mを超える自己ベスト4m05をマークした。

さあ、この勢いで東京2020へ!義足のジャンパーはメダルの夢へ向かって飛躍する。 


 前川 楓(まえがわ・かえで)

1998年2月24日生まれ 20歳 三重県出身 チームKAITEKI所属

前川楓選手 (陸上 走り幅跳び)

中学3年生の時に交通事故に遭い、右大腿部を切断。
高校入学後リハビリ担当医の勧めで義足を使った陸上競技に取り組む。

2016年リオデジャネイロ・パラリンピック4位、2017年の世界パラ陸上ロンドン大会では銀メダルを獲得。
2017年から女子走り幅跳びの日本記録保持者である井村久美子(旧姓:池田)さんにコーチを依頼し、東京2020でのメダル獲得を目指す。17年世界選手権銀メダル。
自己ベスト4m05(2018年5月中部実業団対抗陸上競技大会・追い風参考記録)

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