フランス代表は各ポジションにトッププレイヤーを揃えており、ロシアワールドカップでも優勝候補の一角だ。しかし元フランス代表のクリスティアン・カランブー氏にはどうしても残念なことがあるようだ。それはレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマが入っていないことだ。
ベンゼマはマテュー・ヴァルブエナ恐喝疑惑から代表に招集されない日々が続いており、今回のワールドカップでも候補にすら名前は挙がらなかった。ベンゼマが必要ないほどメンバーは充実しているのだが、同氏は今でもベンゼマのことを考えてしまうという。スペイン『MARCA』が伝えている。
「グリーズマンはEUROでも上手くやったが、我々にはベンゼマの得点が必要なんだ。我々は点取り屋が欠けている。今回もベンゼマはリストに入らなかったから、今はジルー、グリーズマン、ムバッペを応援すべきだ。だが、私はベンゼマを懐かしく思うよ。彼はレアル・マドリードでも非常に上手くやっている。ただ、それでもフランス代表は準備ができていると思う。デシャンはW杯を制することのできる選手たちを選んだ。決勝で負けたけど、EURO2016も素晴らしかったしね」
同氏はフランス代表のことを評価しているが、ベンゼマの不在が少々悲しいようだ。ベンゼマはレアルでも得点力不足と指摘されているため、今のフランス代表でも点取り屋にはなれないだろう。それでもネームバリューは抜群で、あの騒動以降代表から外れてしまっているのは残念か。