【MLB】ダルビッシュ復帰は球宴後の可能性も、と米報道 指揮官「今週末には…」

カブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

右上腕三頭筋の炎症でDL入り、復帰に向けてキャッチボール開始

 カブスのジョー・マドン監督は10日(日本時間11日)、右上腕三頭筋の炎症で故障者リスト(DL)入りしているダルビッシュ有投手の復帰が、オールスター後になる可能性を示唆した。球団公式サイトなど複数の現地メディアが報じている。

 ダルビッシュは5月26日(同27日)にDL入り。同23日(同24日)まで遡るため、最短では6月2日(同3日)から復帰が可能だったが、最近ようやくキャッチボールを再開し、復帰への道のりを歩み始めた。記事によれば、日本人右腕が球宴前に戦列復帰する可能性を問われたマドン監督は「いやぁ分からん」と答えた上で、「詳しくは今週末には分かるだろう。復帰プランを立てるなど、確固たる見通しを立てたい。現時点では、まだそこまでいっていない」と話したという。

 マドン監督は、ダルビッシュが最近5日のうち4日でキャッチボールを行ったことを明かし、チームがミルウォーキー遠征に出掛ける11日(同12日)は本拠地に残って再びキャッチボールをするという。さらに、指揮官はダルビッシュが2015年にトミー・ジョン手術を受けている事実にも触れ、「より慎重になる傾向にはある。我々だけではなく、誰もがそうだ。あらゆることが衆人環視の下にある。あまり早く復帰させて、突然また怪我でもしたら、大きな批判を受けるから」と無理はさせずに復帰の道を探る方針を語っている。

 メジャーの日本人先発投手はダルビッシュを含め、ヤンキース田中将大(両太もも裏の張り)、ドジャース前田健太(右股関節の張り)、エンゼルス大谷翔平(右肘内側側副靱帯の損傷)と4人がDL入りという非常事態を迎えている。万全な状態に戻した上で、1日も早い戦列復帰が待ち望まれる。

(Full-Count編集部)

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