台風の名称は日本が命名している?中国メディアが「それは誤解」と解説

2018年6月9日、観察者網は、台風の名称は日本が命名しているというのは誤解であると説明する記事を掲載した。

記事は、7日に台風4号「イーウィニャ」が広東省に上陸したことを中国メディアが伝えた際、「中国には北西太平洋で発生した台風の命名権がなく、この権利は日本の手にあり、理由は以前の中国の技術が日本には及ばなかったからだ」との情報が中国のネット上に流れたことに言及。しかし、これは誤解であると指摘した。

象輯科技の気象技術専門家、欧波(オウ・ボー)氏は、「日本の気象庁に台風の命名権があるというのは正確ではない。台風の命名権は、世界気象機関(WMO)などが設立した台風委員会にある」と解説。台風委員会の情報交換の中心である「太平洋台風センター」が日本の気象庁に置かれているにすぎないと指摘した。

欧氏は続けて「北西太平洋地区は世界でも台風が頻発する地区で、中国にも毎年6、7回、さらにはそれ以上の台風が上陸することもある。以前はこの地域の台風の名称は統一しておらず、同じ台風にいくつもの名称があった。WMOは、混乱を避けるために統一の名称をつけることにし、台風の影響を受ける14の台風委員会加盟国が、それぞれ10の台風名リストを持っていて順番に使用している。これは2000年1月1日から実行されている」と紹介した。

その上で「誰が命名権を有していて、誰が有していないとはいえず、命名権に関する問題はそもそも存在しない」と指摘。「太平洋台風センターが東京にあることは、日本が有利であるとか、権利を持っているというわけではない」と説明した。

また、台風の名称は繰り返して使用されるが、大きな災害をもたらした台風などは、台風委員会加盟国からの要請を受けて、その名前を以後の台風に使用しないように変更することも記事は紹介。13年のハイエンや16年のハイマーがその例だと伝えた。

最後に記事は、台風委員会加盟国である中国も10の台風名リストを持っており、それは「海葵(ハイクイ)、悟空(ウーコン)、玉兎(イートゥー)、白鹿(バイルー)、風神(フンシェン)、海神(ハイシェン)、杜鵑(ドゥージェン)、電母(ディアンムー)、海馬(ハイマー、間もなく他の名称に変更予定)、海棠(ハイタン)」と、中華文化を色濃く反映した名称だと結んだ。(翻訳・編集/山中)

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