新潟県知事選 初当選。花角英世(はなずみ ひでよ)氏の経歴・政策は?

6月10日に投開票を迎えた新潟県知事選は、自民・公明両党が支持する前海上保安庁次長の花角英世(はなずみ ひでよ)氏が546,670票を得て初当選しました。

立憲民主、国民民主、共産、自由、社民の5党が推薦した池田千賀子氏は509,568票、無所属の安中聡氏は45,628票で落選となりました。

投票率は前回を5.2ポイント上回る58.25%となりました。

 

花角英世氏(60歳)。前海上保安庁次長、県副知事。自民・公明が支持

花角英世氏は新潟県佐渡市生まれで現在60歳です。自民・公明両党が支持しています。

新潟県立新潟高等学校を卒業後、東京大学法学部に進学。同大学を卒業後、1981年に運輸省に入省します。観光庁総務課長、国土交通省の大阪航空局長、大臣官房審議官などを歴任し、新潟県副知事を経て、2015年より海上保安庁次長を務めました。

立候補の意向を表明した会見で、前県知事の突然の辞任によって「漂流しかねない状況」になっているとし、「知恵を出し合い解決する環境を作っていきたい」と述べています。争点の1つとなっている東京電力柏崎刈羽原発の再稼働については、県が独自で行っている安全性検証作業の結果を待つ必要があるとの認識を示しました。

花角氏は自身のホームページに、キャッチコピーとして「住んでよし、訪れてよし!の新潟県を目指して。はなずみ英世5つの全力」を掲げ、具体的には、

1.原発は3つの検証をしっかり進め、将来的には脱原発社会に全力
2.自助・共助・公助の連携と絆を深めることで、地域力を強化し、防犯・防災などの安全・安心に全力
3.新潟ブランドの発掘・育成・セールスに全力
4.活力ある新潟の実現に全力
5.若者、子育て世代、お年寄りなど全ての世代が生き生きと暮らせる社会の実現に全力

をあげています。

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