大型の台風5号 伊豆諸島に最接近 関東南部は夕方にかけて大雨に警戒

11日午前9時の台風5号の位置と、その後の進路予想

 大型の台風5号は速度を速めながら、11日昼過ぎに伊豆諸島に最も近づく見通し。伊豆諸島や関東南部では大雨となっている所もあり、11日夕方にかけて大雨による土砂災害、低い土地への浸水、河川の増水に警戒が必要だ。

12日昼前までに予想される雨量

伊豆諸島で大雨

 台風5号と梅雨前線の影響で、10日から11日午前11時までの雨量は、
八丈島空港で266ミリ
伊豆大島で212ミリ
神奈川県箱根町で109.5ミリ
東京都心で69ミリとなっている。
 
 関東地方や伊豆諸島では11日夕方にかけて、1時間に30ミリ以上の激しい雨が降り、さらに雨量が増えるおそれがある。

 12日正午までに予想される雨量はいずれも多い所で、関東地方南部で80ミリ
関東地方北部と伊豆諸島で60ミリとなっている。すでに大雨となっている地域では今後、少しの雨でも土砂災害、低い土地への浸水、河川の増水などに警戒が必要だ。

12日午前0時の予想される波の高さ

強風や高波に警戒

 台風5号の影響で、伊豆諸島と小笠原諸島では非常に強い風が吹き、海上は波やうねりを伴い大しけとなる見通し。
 11日に予想される最大瞬間風速は伊豆諸島と小笠原諸島で30メートル、12日にかけて予想される波の高さは伊豆諸島と小笠原諸島で7メートル、千葉県の太平洋側で5メートル、茨城県で4メートルとなっている。

 伊豆諸島と小笠原諸島では11日夜遅くにかけて、高波に警戒し、関東地方でも高波と強風に注意したい。

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