仏の大女優の心にも深く響いた三代目・岩田剛典の演技力

映画「Vision」(河瀬直美監督)の公開記念舞台あいさつが9日、都内で行われ、W主演の仏女優ジュリエット・ビノシュ(54)永瀬正敏(51)、三代目J Soul Brothers岩田剛典(28)らが出席したことを、各スポーツ紙などが報じている。

同作は奈良の森を舞台に、山守の男(永瀬)と仏人エッセイスト(ビノシュ)が心を通わせる物語。

ビノシュといえば、96年公開の「イングリッシュ・ペイシェント」でアカデミー助演女優賞を受賞。また、世界三大映画祭のすべての女優賞を受賞した大物女優だ。

各紙によると、岩田はそんな大物を相手に英語の台詞に挑戦。「台本を読んで、最初はどうしようかと思いましたが、アドリブで返せるように自分なりに努力した」と撮影を振り返った。

ビノシュについては「母性に包まれました。目と目で通じ合えるものがあったし、それを映像が切り取っている」。それを受けビノシュは「今では日本の息子だと思っている」と話すと、岩田は「僕はフランスのお母さんだと思っています」と撮影で育んだ絆をうかがわせたというのだ。

「劇中で岩田が涙を流すシーンがあるが、監督やビノシュはそのシーンに心を打たれたようだ。とびきりのイケメンだけに、その涙の“演出効果”も高かったようだ」(映画ライター)

岩田は日本テレビ系ドラマ「ろくでなしBLUES」(11年で俳優デビュー)。15年から同局で放送され映画版も公開された「HiGH&LOW」シリーズで主役的ポジションをつとめた。

そして、16年公開の映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」に主演。今年公開された「去年の冬、きみと別れ」にも主演。

放送中の日本テレビ系の主演ドラマ「崖っぷちホテル!」では回を重ねるごとにその演技がネット上で評価を高めている。

仏の大女優の言葉はかなりの自信になったはず。俳優とさらに精進を重ねることになりそうだ。(山田一郎)

*画像参照 映画『Vision』公式ツイッター @visionmovie

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