世界文化遺産登録へデザイン缶で祝杯を! アサヒビールが19日から販売

 アサヒビールは「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録への機運を高めようと、19日から主力商品「アサヒスーパードライ」の限定デザイン商品を販売する。売り上げの一部は、構成資産の保全を目的に長崎県などへ寄付する。
 応援メッセージ入りの限定缶(350ミリリットル)を約14万4千本製造し、7月末まで長崎県と熊本県天草地方で販売。6月中に長崎県で売れたスーパードライの通常缶(同)と合わせ、1本に付き1円寄付する取り組み。
 11日、同社の古川充彦長崎支社長が長崎県庁を訪れ、里見晋副知事に活動内容を報告。古川支社長は「決定の折にはデザイン缶で祝杯を挙げていただきたい」、里見副知事は「登録まで気を緩めず、決定後に県民の皆さんと一緒にお祝いしたい」とそれぞれ話した。
 同社は2013年から支援活動を始め、今年で6回目。これまでに、長崎県とNPO法人世界遺産長崎チャーチトラストに計約880万円を贈った。

デザイン缶を通した支援活動を報告した古川支社長(左)=長崎県庁

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