開幕第11週の最優秀ブルペンは防御率0.00のヤンキース

日本時間6月11日、MLB公式サイトではレギュラーシーズン第11週(対象期間は現地時間6月4日~6月10日)の最優秀ブルペンにヤンキースを選出した。期間中の7試合で5勝2敗をマークし、レッドソックスに0.5ゲーム差をつけてア・リーグ東部地区の首位に立っているヤンキース。その快進撃を支えているのがメジャー有数の強力ブルペン陣である。第11週のヤンキース救援陣は、なんと相手チームに2得点しか許さず、しかも両得点ともエラー絡みの失点だったため自責点にならず、防御率は驚異の0.00をマークした。

最優秀ブルペンを算出する際のポイントの計算方法は至ってシンプル。以下のルールに従って加減していくだけである(合計100ポイントで優秀だと考えられている)。

・1アウト=+1.5ポイント
・1奪三振=+1.5ポイント
・1セーブ=+5ポイント
・1被安打=-2ポイント
・1自責点=-4ポイント
・1非自責点=-2ポイント
・1与四球=-1ポイント
・1セーブ失敗=-5ポイント

第11週のヤンキース救援陣は19回1/3を投げて25奪三振を記録し、防御率は前述の通り0.00。獲得ポイントは116.5となり、2位のジャイアンツ(113.5ポイント)や3位のマーリンズ(95ポイント)を上回った。クローザーのアロルディス・チャップマンはチーム5勝のうち4試合でセーブを記録し、デービッド・ロバートソンは2勝、チャド・グリーンは1勝をマーク。デリン・ベタンセスらも支配的なピッチングで相手打線を封じ、三振をハイペースで奪い続けた。今季の救援防御率3.02はアストロズ(2.97)に次いでリーグ2位の数字。強力ブルペン陣がヤンキースの大きな武器の一つとなっていることは間違いない。

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