不二サッシ、LED建材を照明・ガラスメーカーと共同開発

 不二サッシは照明器具メーカーの遠藤照明(本社・大阪市中央区)、ガラスの加工を手掛けるフィグラ(本社・東京都千代田区)と高出力LED内蔵の新型カーテンウォールを共同開発し、7月から発売すると発表した。3社は17年6月から協業。それぞれの商材を複合して提案し、ビルの付加価値を高める取り組みを展開してきた。

 今後はさらに連携を強めて、共同開発品の提案も進める。

 現在、ビル建設では光源を躯体に組み込み、建物全体をライトアップする建築化照明を取り入れる動きが活発化。3社協業はノウハウを結集し建築計画の段階から提案することで、成長する建築化照明の需要を捕捉することが狙いとなっている。

 共同開発品の第一弾となる「アルビームカーテンウォール・トランザムタイプ」は不二サッシのカーテンウォールに遠藤照明が手掛ける高出力LEDと専用レンズを搭載。さらにフィグラの表面を自由にデザインできる多彩なエッチングガラスを組み込んでいる。光を用いて、さまざまなパターンでビルを演出できることが特長。年間10億円の販売を目指している。

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