11回までゼロ行進の熱闘 犠飛2本でRソックス勝利

【レッドソックス2-0オリオールズ(延長12回)】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

オリオールズ先発のディラン・バンディが強力レッドソックス打線を相手に8回3安打無失点の好投を披露すると、レッドソックス先発のナックルボーラー、スティーブン・ライトも7回途中まで無失点に抑え、継続中の連続イニング無失点を22回2/3に伸ばす好投。両軍投手陣の力投によりスコアレスのまま延長12回に突入した一戦は、無死満塁から2本の犠牲フライで2点を先制したレッドソックスが2対0で接戦を制する結果となった。レッドソックスは12回表に2安打と死球で無死満塁の大チャンスを迎え、ブロック・ホルトとジャッキー・ブラッドリーJr.の連続犠牲フライで2点を先制。その裏を守護神クレイグ・キンブレルが無失点で切り抜け、敵地でのオリオールズ3連戦の初戦をモノにした。

レッドソックスがなかなかチャンスを作れなかった一方、オリオールズは2回裏に二死一、二塁、7回裏に二死満塁、10回裏に二死一、二塁と何度もチャンスを作り、比較的優位に試合を進めていた。しかし、あと一本が出ず、11回表に二死満塁のピンチを切り抜けたマイケル・ギブンズが12回表に力尽きて敗戦。レッドソックスは耐え続けた投手陣の頑張りに、ようやく打線が応えた形となった。レッドソックス投手陣はオリオールズ打線に最後まで得点を許さず、延長の3イニングだけで7奪三振の力投。特に5番手のヒース・ヘンブリーは11回裏に三者連続空振り三振という見事なピッチングを披露してチームの先制劇を呼び込み、今季3勝目をマークした。

© MLB Advanced Media, LP.